高校入試リスニング対策 ~3つのステップ~
「英語は読めるのに、聞き取れない…」そんな悩み、実はとても多いんです。
高校入試ではリスニングの配点が高く、英語力の総合評価に直結します。
でも、聞き取れないのは「耳が悪い」わけでも「センスがない」わけでもありません。
英語には、日本語にない音の変化・リズム・語彙の壁があります。
それを乗り越えるには、家庭でのちょっとした工夫が効果的です。
ステップ1:
音読トレーニング
リスニング力を伸ばすための最初の一歩は「音読」です。
英語の音やリズムに慣れ、声に出して練習することで、耳と口の両方から感覚が育っていきます。
まずは教科書を使って、始めてみましょう。
📘おすすめ教材:学校の教科書
1回あたり、本文1ページ程度の分量。
読み物(reading)、会話文、スピーチ例文など、すべての英文を音読練習に活用できます。
🔁おすすめステップ
(週3回:1回あたりの10~15分程度でOK)
- リピーティング(最初は英文を見てもOK)
-
音声の1文を聞いたら、すぐに真似して発音する。慣れてきたら英文を見ずに挑戦。
音と意味をつなげる力が育つ。
- シャドーイング(英文を見ずに追いかけ発音)
-
音声を聞きながら、少し遅れて同じように発音する。
音声のスピードが速ければ、ゆっくり目の速度から始めてOK。
音の流れやリズムに慣れる。
- ディクテーション(書き取り)
-
音声を聞いて、聞こえた通りにノートに英語を書き取る。
聞き取れない単語を「見える化」して語彙力アップ。
ステップ2:
初めて聞く英語に挑戦する
同じ英文を何度も音読することは大切ですが、慣れた英文だけでは本番のリスニングに対応できません。
高校入試では「初めて聞く英文」をその場で理解する力が必要になります。
そこで週1回は、これまでに触れたことのない英文にあえて挑戦させましょう。
初めは聞き取れない部分があって当然です。
大事なのは、聞き取れなかった箇所をそのままにせず、スクリプトや解答を使って確認すること。
「ここが聞きにくかった」「この音がつながっていた」と気づくことで、次に同じような音が出てきたときに理解できるようになります。
📻おすすめ教材
- ●NHKラジオ「中学生の基礎英語 レベル1・2」:教科書レベルの会話が多く、リスニングの練習にぴったり。別売のテキストを使えば答え合わせが可能です。
- ●公立高校入試の過去問(他県):本番に近い形式で練習でき、弱点が明確になります。
特に「聞き取りづらかった部分」を繰り返し確認することが効果的です。
「聞きとれなかった」経験も学びの一部。挑戦を重ねることで、初めての英文にも動じない耳が育っていきます。
ステップ3:
過去問で「本番力」を鍛える
12月以降は、いよいよ志望校の過去問に挑戦しましょう。
実際の入試と同じ時間・環境で解いてみることで、緊張感や集中力がぐっと高まり、本番に強い「実戦力」がついていきます。
✅ポイント
- 答え合わせは「正解・不正解」だけでなく「本当に聞き取れていたか」を確認する。
- 聞き取れなかった部分はスクリプト(英文台本)でチェックし、何度も聞き直す。
- 苦手な音や単語はメモしておくと、自分専用の「弱点リスト」になって便利です。
また、ご家庭での声かけも効果抜群です。
「この部分は速かったね」「この単語はちょっと難しいね」—そんなひと言で、お子さんは安心し、自信を持って取り組めるようになります。
英語のリスニングは「慣れ」と「工夫」で伸びる!
英語のリスニング力は、特別な才能ではなく「慣れ」と「工夫」で伸びていきます。
お子さんのそばで声をかけたり、一緒に学習したりするだけで、やる気はぐんと高まります。
「聞こえるようになった!」という小さな成功体験が、英語への自信につながります。