教え方のコツ
お子さんのやる気を引き出し、学習を定着させるために家庭でできる中学英語の教え方のコツをまとめました。
お子さんのペースに合わせる
英語を教えるときに最も大切なのは、「お子さんのペース」に合わせることです。
理解するスピードや覚えるスピードは人それぞれ。
「このくらいは分かっているはず」といった先入観は捨てて、理解度を見ながら丁寧に教えてあげましょう。
学年の途中から教え始めた場合、既習内容でも理解が不十分だったり、混乱していることがあります。
特に高校受験を控えた中学3年生の場合、親の方が焦ってしまいがちですが、単語や基本文が身についていない状態で過去問を解かせても効果は出にくいです。
たとえば、単語が書けない場合は、まず単語練習を重点的に行うなど、お子さんの進度に合わせた学習が大切です。
復習に時間がかかる場合は、土日や長期休暇を活用して、集中的に取り組むのも効果的です。
やる気を引き出す
教える側が真剣になるほど、思うように覚えてくれないとイライラしてしまうものです。
特に自分の子どもとなると、つい厳しい言葉をかけてしまいがちです。
- 「どうしてこんな簡単なこともわからないの?」
- 「この前やったばかりでしょう?」
- 「何回やれば覚えるの?」
こうした言葉は、お子さんのプライドを傷つけ、やる気を失わせてしまいます。
苦手なところも、繰り返し練習すれば覚えられます。大らかな気持ちで接し、できるようになったらしっかり褒めてあげましょう。
褒められることで自信がつき、やる気もアップします。
やる気が出る 勉強する テストの点が上がる さらに頑張る
そんな好循環に入れるよう、温かく応援してあげてください。

文法用語は控えめに
中学生に教えるとき、特に最初のうちはあまり文法用語を使わない方が良いでしょう。
中学1年生の1学期であれば、「主語」「動詞」「代名詞」など、基本的な用語にとどめておくのがおすすめです。
「文法なんて久しく触れていない…」という方も多いと思いますが、難しく考えなくても大丈夫です。お子さんと一緒に確認するくらいの気持ちで取り組みましょう。
教科書には簡単な文法の説明が載っているので、必要なときはその範囲で説明すれば十分です。教科書に出てくる文法用語であれば、理解の妨げになることは少ないでしょう。
文法の理解は、基本文の構造を把握できているかを確認する程度でOKです。家庭学習では、音読や書き取り練習を繰り返して、英文の型に「慣れる」ことが大切です。
動画で文法解説を補う
お子さんに教える際に、ご自分で文法の説明をするのはちょっと難しいと感じる場合は、英文法を解説している動画を活用するのもおすすめです。
現在は、無料で学べる動画も豊富にありますが、信頼できる制作元のものを選びましょう。
🏅おすすめ1
学校で使っている教科書がNEW HORIZON(東京書籍)の場合、QRコンテンツに基本文の解説動画があります。 分かりやすい解説ですので、ぜひ活用しましょう。
🏅おすすめ2
その他のおすすめは、学研出版のワークブック『中1英語をひとつひとつわかりやすく』に対応した授業動画です。
中2・中3英語版もあります。
動画は1本あたり約3分と短く、集中して視聴しやすい長さです。
この動画は2020年以前のワークブックに対応しており、現在販売されている2021年改訂版には対応していないようですが、動画単体でも十分参考になります。
文法の導入や確認のために活用するのが効果的です。
授業動画はこちらから視聴できます。
https://gakken-ep.jp/extra/hitotsu_mov/
ワークブックの詳細は、学研のウェブサイトをご覧ください。
市販の問題集の選び方
●教科書準拠の問題集
学校から配布される副教材(教科書準拠のワークブック)は、家庭学習でも繰り返し活用しましょう。
まずは、そのワークブックの内容がしっかりできるようになるまで、何度も解かせることが大切です。
もし学校の副教材が簡単すぎると感じる場合は、市販の教科書準拠ワークブックを購入するのもおすすめです。
出版社によって内容が異なるので、いくつか比較してみましょう。
特に「英語を書かせる」問題が多く含まれているものがおすすめです。書くことで定着が深まります。
●その他の問題集
選び方のポイント
- 「ちょっと頑張ればできる」くらいの難易度
- 繰り返しやすいボリューム感
受験対策や実力養成のために問題集を選ぶ際は、ぱっと見て「7~8割くらいは解けそう」と感じるレベルのものがおすすめです。
自力で解ける問題が多い方が、取り組みやすく、継続しやすくなります。
また、1か月程度で一通り終えられるような、薄めの問題集を選ぶのもポイントです。
最後までやり通すことで達成感が得られ、自信につながります。
さらに、問題集は最低でも3回は繰り返して解くことで、知識がしっかり定着します。
厚すぎる問題集や難易度が高すぎるものは、途中で挫折してしまう可能性があるため避けた方が無難です。
次はこちらのページもおすすめ
